老健の暮らし

立つ、歩くなどの基本的な動作の獲得や、トイレに行く、服を着るなど身の回り動作の訓練を行います。また、飲み込みが悪くなった方は嚥下訓練を行います。
認知機能の低下が見られる方には、種々の認知課題（計算・パズル・言葉引き出し訓練など）を用いた認知訓練を行います。また、手芸などの趣味的な活動を通してQOL（生活の質）の向上にも努めます。

入所から３カ月間は症状に応じて、医師の指示のもと週４～８回の個別訓練を実施します。
それ以外にも自主トレーニングの指導、介護スタッフによる生活リハビリ、集団体操、レクリエーションなどを行い、メリハリのある生活を送っていただいています。

在宅復帰の際には、ご家族に向けて介助方法の指導や、福祉用具など各種サービスの利用について、案内いたします。担当のケアマネジャーさんにも、入所中のご様子や、退所後に注意が必要な点など、しっかりと申し送りいたします。

居室は基本的に「個室」となります。
プライベート空間でゆったりとマイペースで過ごしていただき、スタッフが出入りしリハビリテーションや生活の介助を提供します。IT機器などもを活用し、入所者さまが安全にお過ごしいただけるよう見守ります。
また、食堂・レクリエーションルームでは他の入所者さまとの交流をはかっていただくこともできます。

大同老人保健施設では、利用者さまの状態に応じて、軟菜食、嚥下食など、７種類のお食事を提供します。
入院中に治療の一環として供される病院食とは異なり、「暮らし」の場らしく、楽しんでいただけるメニュー「お楽しみ食」、在宅復帰後にご家庭でも再現できる食事内容を、管理栄養士が考案しています。

• 嚙む力や飲み込む力に応じたミキサー食（粒あり／粒なし）、とろみやわらか食、やわらか食を提供します。
• 塩分制限を必要とする方には、「腎臓減塩制限食」（1400～1500kcal、塩分6g未満）を提供します。
• たくさん食べられない方には、食事摂取量に応じてハーフ食＋補食へ変更します。
• 軟菜食とやわらか食の朝食には、パンメニューとごはんメニューから選択していただけます。
• 28品目のアレルギー対応をしています。

１食分の料理を半分量に、食の細くなったご利用者さまの負担を軽減し、食事量が減った分は、少量で効率よく栄養が摂れる栄養剤を付加しています。軟菜食、ミキサー食、やわらか食ともに、ハーフの対応が可能です。栄養剤としては、ビタミンやエネルギー量を補充するゼリーや飲料を使用しています。

消費者庁が「食品成分表」に定める28品目のアレルギー品目について成分値まで確認し、入所時に確認した利用者さまの体質に合わせ、配慮しています。（その他アレルギーについても、可能な範囲で対応します。管理栄養士またはスタッフにご相談ください。）

表示義務のあるもの

卵・乳・小麦・落花生・そば・えび・かに

表示が推奨されているもの

牛肉・豚肉・鶏肉・さば・さけ・大豆・いくら・あわび・いか・オレンジ・バナナ・キウイフルーツ・もも・くるみ・マツタケ・山芋・りんご・ゼラチン・カシューナッツ・ごま・アーモンド

入浴は基本的に週2回です。
一般浴槽と特殊浴槽が完備され、入所者さまの状態に合わせて、介護スタッフの支援のもと、入浴していただきます。